パプアニューギニア 熱帯のフリーライドと民族ふれあいの旅 9日間 添乗レポート

4月27日に久々に催行となりました「パプアニューギニア 熱帯のフリーライドと民族ふれあいの旅 9日間」の添乗レポートです。出発間際にフライトキャンセルなどトラブルがあり、10日間に変更となって出発です。

マニラを経由しパプアニューギニアの首都ポートモレスビーに到着。気持ちのよい日本の春の気候から、一気に蒸し暑い気候へと変わります。ここからプロペラ機の国内線に乗り換え、ツーリング出発地のレイへさらに移動します。

この日は荷物が届かないトラブルがあり、急遽予定を変更しショッピングタイムに。今回はフライトに関するトラブルに泣かされました・・・。

翌日、ツーリング前にボートに乗り、レイ周辺の村散策。漁村を巡りながら、地元の方々の生活を拝見させていただきました。

さて、午後からいよいよツーリングスタート!今日は標高を一気にあげ、山間のブロロを目指します。1日目はアスファルトと未舗装路が繰り返すルート。暑いですが、日影で休憩を取りながら進みます。

今日の宿はブロロ・カントリークラブ。近くに牧場があるのでステーキが名物!ということで、ステーキをオーダー。なかなか歯ごたえがありました・・・。「ここではミディアムで食べたいならレアを頼んだほうがいい」と翌日ガイドからアドバイス。早くいってよ~。

ツーリング2日目は、死体を燻しミイラ化する風習があったというアンガベナへ向けて走ります。アップダウンを繰り返し、川渡りやガレが続くルート。

途中で出会った村人たちと写真タイム。

2日目は転倒などトラブルもあり、目的地にはたどり着けず、安全第一でホテルへ戻りました。

ツーリング3日目はスネークバレーと呼ばれる渓谷沿いに走るルート。今日も延々続くダートには、川渡りやガレ、赤土のちゅるちゅるポイントも。

川渡りでは、皆で助け合って進みます。

ランチはサンドイッチとコーラが定番。廃屋の軒先を借りていただきました。

道中、休憩時には村人たちと触れ合うチャンス。パプアニューギニアの人々は誰もが人懐こく、楽しい時間。村でとれたオレンジを差し入れしていただきました。

スネークバレー後半は整備されたルートに。景色は深い熱帯の森が続きます。

帰路にワヌム湖へ立ち寄る予定でしたが、草に道が飲み込まれこれ以上進めず、あえなく退散となりました。

ツーリング3日目。レイの北にあるブカワを目指します。距離は50km程度で大した距離ではありませんが、川渡り祭りの始まりです。

レイを出て1時間ほどフラットダートを走ると濁流のブス川にぶつかりました。これは渡るのは無理…と思っていたところ、どこからともなく村人たちが集まってきました。竹を使いバイクを担ぎ上げると・・・

濁流をものともせず、1台ずつ向こう岸まで渡してくれました。パプアニューギニアの人々のパワーと逞しさに、感動を覚えました。ありがとう!!!

動画でもどうぞ。

私たちも歩いて渡りましたが、途中、川の流れに逆らえず沈・・・。最後は王様のように二人がかりで持ち上げていただき、川を渡ったのでした。

数えきれない川渡りが続きます。なんとかバイクで越えていきます。

ガイドもお客様も添乗員も助け合って進みます。

こちらの川では、近くにいた子供たちがロープでバイクを引っ張り手伝ってくれました。ありがとう!!!

全身ずぶ濡れになりながらひたすらバイクを押しました。

そして、その後は森に続く獣道を走り、ようやくブカワのゲストハウスに。到着すると、村人たちがシンシン(民族舞踊)で出迎えてくれました!

パプアニューギニアの村やエリア毎に、独特の衣装や化粧で歌い・踊るシンシンは非常に興味深いです。

たくさんの子供たちも出迎えてくれました。

ゲストハウスの目の前にはどこまでも綺麗なビーチが続きます。

ゲストハウスで美味しい食事を楽しみました。スローに流れていくパプアニューギニアタイム。この日の朝はスネークマンが来てくれることになっていましたが、スタートは2時間遅れ・・・しばらく滞在していると、のんびりした時間概念にも慣れてきます。

そして、スネークマンを拝見。巨大なヘビを自在に操り、身体にまいたり口に入れたり・・・。貴重な時間でした。

ツーリング最終日スタート!爽快なビーチライディングを楽しみます。そして、帰るルートは昨日と同じ・・・ということは、最終日も川渡り祭りです。

ひとつ、そして、またひとつと川を越え。

昨日、バイクを担いでもらって渡ったブス川に、急遽強力な助っ人が登場。バイクを一気に対岸まで渡してくれました。

毎日がリアルなアドベンチャー&ハプニング連続のパプアニューギニアツーリングは、本気でオフロードを楽しみたい方、アドベンチャーツーリングを求めている方に絶対おすすめのツアー。

刺激ある旅をお求めの皆様、いかがでしょうか。

佐藤