東ティモール タタ・マイラウ・マウンテン・トレイル 8日間 添乗レポート(前編)

2024年海外ツーリングの道祖神新企画!4月28日発「東ティモール タタ・マイラウ・マウンテン・トレイル 8日間」に同行しましたので、その添乗レポート(前編)です。

21世紀に独立したばかりの新しい国、東ティモールには皆さんどんなイメージをお持ちでしょう?日本では治安を気にされる方も多いかもしれませんが、今は至って平和で、手付かずの自然が残りや未発展の部分も多く、オフロードライダーにとっては、楽しいフィールドが広がります。地元の方との交流や人々の暮らしにご興味がある方にもおすすです。

しかし、東ティモールへのアクセスは非常に限られており、今回はバリ島のデンパサールを経由しました。初日はクタに宿泊し、屋台でインドネシア料理で英気を養います。

翌日、シティリンクで東ティモールの首都ディリへ飛びます。デンパサールからはアエロ・ディリのフライトもあります。機内はスモーク多めで搭乗となりました。

眼下にインドネシアの島々を見下ろしながらの気持ちのよいフライト。1時間30分ほどでディリへ到着しました。

人口約130万人の東ティモール。うち、約25万人が首都近辺に暮らしています。インドネシア同様小型バイクが市民の足です。ビーチは地元の方々の癒しの場となっており、どこかのんびりとした雰囲気。

 

町の高台からディリを眺めます。

東ティモールといえばコーヒーの生産が盛んです。高台のカフェでコーヒータイム。ツーリング中にもカフェに立ち寄ることが多かったです。

その後、使用するバイクとご対面。今回はCRF150Lが2台、WR155が2台、そして、KLX150が一台。CRFやWRはコンディションは上々です。

その後、ディリの観光名所クリストレイへ。あいにく道路工事中で間近では見られませんでしたが、リオのキリスト像に次ぐ世界で2番目の大きさを誇ります。

翌日からツーリングスタート!

初日は北海岸沿いに走り、第2の都市バウカウを目指しました。

空も晴れ上がり(暑いですが・・・)きれいな青空が広がります。

北海岸は状態のよい舗装路が続きます。途中、ビーチに入って遊んでみました(ここは砂が柔らかく150ccでは厳しかったです)。

ここは初代大統領や軍関係などが眠る墓地。東ティモールでは以前、インドネシアとの間で独立をめぐり大虐殺もありました。その際に亡くなられたご親族の皆さんのお話も伺えました。

その後、順調にツーリングは続きます。

昼食はダイビングスポットにもなっている湾のビーチにてお弁当。ライスにチキン、そして、ピリっと刺激のあるスパイスが毎食横についていて、これが味を引き立ててくれます。

東ティモールといえば、コーヒーの生産に力を入れていることで知られています。ツーリング途中に、オシャレなカフェもありますので、コーヒーブレイク。

その後、内陸へ入りダートを満喫。締まった路面で走りやすいダートです。さらに、日本軍が残した防空壕兼武器庫やイニシエーションが行われる伝統家屋、きれいな田園風景に再度のコーヒーブレイクと盛りだくさんの内容で、バウカウへ。

東ティモールツーリングはホテル到着後は即ビールがお決まり。のどの渇きが潤います。ビールはインドネシア定番のビンタンが主流です。

翌日は北海岸から中央山脈を横切り、南岸へ。南岸の海沿いを走り、その後、再び高原のサメへ向かいます。

山中のワインディングを駆け上ると、村で週1回のマーケットに遭遇。しばし、ぶらぶらマーケット散策を楽しみます。

パプアニューギニアで見られるブアイが東ティモールでも定番の嗜好品?として定着しています。

こちらは東ティモール版ちまき?ごはんに、スパイスの効いたソースをつけると、これが美味。

標高は1400mの峠を越えます。雨のため気温が下がりますが常夏の国、寒くはありません。

とはいえ、雨の中では温かいものが欲しくなります。ということで、峠の茶屋でインスタントラーメンの軽食で腹ごしらえ。

山を下ると、南岸の道はダート天国でした。まずは川渡り!浅瀬なので、気持ちよく川遊び。

そして、ランチタイム。

その後、ダートを走り続け、クロコダイル・ビーチへ。ここはワニがでるため地元の方々は泳がないとか?

ここでサンドライディングを楽しみました。

そして、サメのホテルへ。本日もビールで締め、ゆっくりと過ごします。高原のため気候も気持ちがよいです。

ツーリングも折り返し地点。明日からは山中へ入り、東ティモール最高峰のタタ・マイラウ山の麓へ。

後半に続きます。