今年の道祖神バイクツアーの目玉企画「南米5カ国縦断トランス・アマゾン・エクスペディション30日間」の添乗レポート中編です。
ボリビアの首都ラパスへと到着しました。すり鉢状の地形に家がびっしりと広がります。家を建てる土地もなく、街はすり鉢の外へと広がりつつあります。
富士山とほぼ同じ標高のラパスからアマゾンへと向かいます。ユンガスの道を約70km、約2000mほど下ります。この道は通称デスロードと呼ばれ、断崖の道が続くのですが、自転車やバイクが何度も谷底へと落ちているそう、、、
自動車一台分の細い道。左側は切り立った断崖、、、とは言ってもこれが70km続くわけではありません。それでも高い所が苦手な方は、股間がギュッとなるでしょう。なかなかの迫力です。
ユンガスの道で一休み。久しぶりに見る鮮やかな緑がとても印象的でした。
ユンガスの道を下るとコロイコへ。深い緑に囲まれた小高い山の上に小さな街が広がり、桃源郷とも呼ばれます。高所を走り続けてきた我々にとって、密度の濃い空気がとても優しい場所でした。午後はのんびりとリラックスタイム。
さて、翌日ホテルを出発し幹線道路に出ると、道路は工事中でした。しかも朝7時から夕方5時まで通行止め。迂回路もないため、ここで足止め。
夕方ようやく道路がオープン。そこからダートの峠のナイトランとなりました。。。しかもその先にも通行止めの区間がある為、深夜まで走り、小さな村の宿で仮眠をとって、さらに早朝5時から走行、、、かなりハードな行程となりましたが、タフな皆さんはナイトラン&早朝ランをこなします。次の工事区間を時間ギリギリでパスし、ルレナバケへと向かいました。
早朝には、アマゾンに広がる雲海も広がり、疲れてはいるものの神秘的な風景にも出会えました。
ルレナバケ手前で給油へ。ここのガソリンスタンドは給油するのにパスポート番号等の記帳が必要。そして、給油、支払いを一人のおばちゃんがすべてこなしています。給油が終わるまで30分以上かかりました。なぜかここのガソリンスタンドだけがこのシステムを採用していました??
通行止めの影響もあり1日遅れでルレナバケに到着。豊かな水をたたえるベニ川が流れています。それにしても暑い!30℃後半はあるでしょうか。
ランチにはベニ川で捕れた巨大な魚を頂きました。
夕方は時間があったので、ベニ川クルーズへ。暑い所ですが、川面を流れる風は実に清々しく、ほてった体を癒してくれます。
さて、ツーリングは続きます。ここからはしばらく湿地帯が広がり、そこにしかれた道は、乾燥したダート。
これはまだ良い方ですが、砂煙がひどく、前がまったく見えません。
そんなダートをひたすら北上。マデイラ川にぶつかります。向こう岸はいよいよブラジルです!
のんびりしており、フェリーの出発まで2時間近く?待ちました。
マデイラ川。乾季の今は水位が低いですが、この大きな川でさえ雨季になると5m~10mも水位が上昇するそうです。ブラジル入国!
さらに北上。サバンナに快適な舗装路が延びていきます。
気温は相変わらず高い。スイカが美味しい!
ポルト・ベロ、そしてウマイタとひたすら舗装路を北上。そして、今回のハイライトでもあるアマゾンの中心部へと入っていきます。この先約600km街や村がない為、ウマイタの町で食料とガソリンの買い出しへ。
アマゾンを縦に貫く国道319号線。マナウスまで640kmの看板が。
マナウス目指してがんばろう!と気合いを入れて出発しましたが、この先の道はなかなか手ごわい道が待っていたのでした、、、続く。
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