われわれ㈱道祖神は今年、めでたく創立40周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様方のおかげです、熱く御礼申し上げます!
これを記念いたしまして、去る10月13日(土)-14日(日)に、
『道祖神創立40周年記念 バイクツアースタッフと走る!秋の1泊2日懇親会ツーリング』
を実施。全国津々浦々から集った総勢52名の道祖神ライダーの方々と、共に喜びを分かち合いました。
関東組は中央道の八ヶ岳パーキングエリアに、関西組は岐阜県の道の駅『ロックガーデンひちそう』に集合。それぞれの道中を楽しみつつ、長野県は下伊那の『うるぎ温泉 遊星館』に勢ぞろいし、温泉と宴会で盛り上がるプランです。
まずは、関東組。集合時間は10時ですが、9時前から待ちわびた参加者の方々がぞくぞくと集結してきました。
旧車も新車も、外車も日本車も、スポーツもアドベンチャーもごちゃ混ぜの集団です。きっと外から見ていた人は、何だこの集まりは??と思ったことでしょう。
そして10時になり、全員集合でミーティング!と思ったところ、あれ?誰かいないような気が、、、あっ!賀曽利さんが来てない!!!前日の確認電話では、「八ヶ岳にから僕も皆さんと一緒に走りますよオォォ~~」とやる気満々だったのに。
電話をしても繋がらないのでミーティングを開始、ひと通り話が終わってさあ行くぞというタイミングで、賀曽利さんが颯爽と登場!!いや~間に合ってくれてよかった。
道祖神のツーリングは、たとえ海外ツアーでも「連れて行ってもらう」ではなくて「自分で行く」というスタンスで参加して頂いています。したがって、集団から離れた場合は自力で集合場所まで来てください、とご案内をしていざ出発です。常連さんからは、「いつも通りほったらかしね、了解!!」という声が聞こえます笑 でもこの心構えは大切で、はぐれた場合でもみんなを探して寂しがらずに、気持ちを切り替えて自分のツーリングに集中して楽しんだ方が良いし、一人で現状を打開する力が身に付くんです。特に今回は、関東組は27名もの大所帯なので全員で一緒に走り続けることが無理。さてさて、どうなるのでしょうか?
諏訪インターで一般道に降り、今回のコースのメイン国道152号に突入。すでにこの時点で数台が、他の似たようなバイク集団の方に付いて行ってしまい離団、早くも数が減っています。フォッサマグナ(中央構造線)に沿って延々と続くこの道は「酷道」152号とも呼ばれ、道幅の細いタイトなワインディングが無数に続く、クネクネと走りがいのあるルートです。道中は緑あふれる美しい自然が素晴らしく、のどかな田舎町は信号も交通量も少なく、心も体もスロットルもついつい開放的になります。さすがは海外ツーリング経験者だらけの道祖神ツーリング、ゴールドウイングやCan-Am Spyderといった巨漢マシンも、タイトコーナーを颯爽と駆け抜けていきます。
快調に進み、11時半には道の駅『南アルプスむら 長谷』に到着、ここで昼食休憩。ここは焼きたてパンが有名ですが、その美味しさは想像以上!!パンがそれほど好きじゃないスタッフの金本も、ここのパンを食べる目的でまた来たい!というくらい大ファンになりました。
腹ごしらえも終わり、さぁここからが本番です。絶景のしらびそ峠や、「日本のチロル」とか「和風マチュピチュ」と称される山肌の集落、下栗の里に寄るとなるとモタモタしてる時間は無いぞ!と再び152号線をグイグイ南下・南下すると、、、あぁ〜!?通行止めだ〜〜〜!!
ということで、ルート変更の話し合い。
狭い峠道の酷道は常に崩落等と隣り合わせなので、よくある状況と言えますが、今日は繋がっていてほしかったのに、残念。。。ということで、一本西側に走っている153号線に迂回してそのまま宿を目指すルートに変更となりました。こうやって予定通りにいかないのも旅の一つの醍醐味ですね。
道の駅『信濃路下條』にて。
「あ、500円玉落としたー!!!」と叫び、必死に探す賀曽利さん。スタッフ海野もサポートし、発見!でも100円玉だった笑
その後は、天竜川沿いの県道1号線を経由して再びワインディングを堪能し、16時頃に無事に宿に到着。と同時に雨が降って来て、ラッキーでした。
18名が集合した関西組は、12時に岐阜県の道の駅『ロックガーデンしちそう』出発して、国道41号線、県道62号線と白川街道を駆け上り、国道257号線で南下。見晴らしの良い農村地帯を走り、中津川からは363号線でタイトな山岳コースへ。再び257号線に戻り、道の駅『アグリステーションなぐら』で休憩のち、高原を行く爽快なワインディングロード「茶臼山高原道路」を走り、関東組より一足先に15時半頃うるぎ温泉に到着していました。関東組は、「先に着いた関西組が旅館の自動販売機のビールを買い占めていたらどうしよう!?」と心配していましたが、大丈夫でした。
温泉に入ってリフレッシュした後、18時半から全員集合で懇親会宴会開始!
今回ご参加くださった皆様には、全員にもれなくこの40周年記念Tシャツをプレゼントしました。
一品一品目の前で丁寧に焼いてくれる、絶品の炉端焼き料理に舌鼓を打ちつつ、賀曽利隆さんのトークショー、豪華賞品が当たるお楽しみ抽選会など大盛り上がり!(トライアンフモーターサイクルズジャパン様、ラフアンドロード様、誠にありがとうございました)
宴会終了後、各々で開催されていた二次会も盛況だったようで、道祖神のお客様同士やスタッフも交えて、当初の目的を十二分に達成する素晴らしい懇親・交流の場ができたと思います。
そして翌朝。このイベントは9月末をもって退職した道祖神スタッフ吉岡の最後の仕事でもあり、朝食の場で吉岡から皆様へご挨拶を行いました。今後は、この記事を書いている私金本(かねもと)が吉岡の後を引き継ぎますので、どうぞよろしくお願いいたします。
出発時は小雨が混じるイマイチの天気でしたが、みんな早く走りたい、今日も行くぜ!と言わんばかりに楽しそうに元気よく宿を出て行くのが印象的でした。バイクや人間が動かないというトラブルも無く、10時前には全員が出発して無事解散となりました。
ご参加くださった皆様、お疲れ様でございました。そして、ありがとうございました!