スイス・アルプスのゴッタルド山塊。北のホスペンタールと南のアイロロを、南北に結ぶのがゴッタルド峠です。
マッターホルンをはじめとする有名な山々がスイスにはありますが、ゴッタルド山塊は特徴的な山はないものの、古くからアルプスの中心であり、人々の交通の要でした。また、スイスのドイツ語圏とイタリア語圏を隔てる山でもあり、このゴッタルド越えのルートの歴史は13世紀の神聖ローマ帝国時代にまで遡れます。
現在、ゴッタルド山塊を超えるには、ゴッタルド・トンネルや、17年という歳月をかけて完成した世界最長の鉄道トンネル、ゴッタルドベーストンネルがあり、険しい峠を越えることなく、短時間での移動が可能となっていますが、しかし私達バイク乗りは、峠を越えてみたいもの。
ゴッタルド峠には新道と旧道がありますが、歴史ある旧道は石畳が続き、その昔は馬車が行きかっていました。そのルートは、つづら折れとなっており、エキサイティングなルートでもあります。
アイロロから新道を走り、途中で、旧道のトレモラへ。石畳のヘアピンをなんどもこなし、駆け上がれば、ゴッタルド峠の頂上(2108m)へ到着です。
毎年若干ルートは変わりますが、人気のBMWヨーロッパ 5カ国周遊ワインディングでルートに組み込んでいることもありますので、ぜひチェックを!
https://www.biketour.jp/tour/00089-bmw-5countries-winding/
※石畳の走行映像は振動がひどいです。閲覧注意!笑