ナミビア 世界最古のナミブ砂漠へ オフロードツーリング 10日間 添乗レポート

2024年10月に実施しましたナミビアツアーの添乗レポートです。ナミビアのバイクツアーは、2000年頃までは設定しておりましたが、最近になってナミビアにもレンタル店ができたため、久々にツアーを再開しました。
首都ウイントフックにはエチオピア航空で到着です。

到着日はウイントフックの市内の歴史のある教会を見学してホテルへ向かいます。ジャカランダの花がきれいでした。

翌日、レンタル店で手続き後、出発です。この日は全区間オンロードでオチワロンゴへ向かいます。

途中、点在する休憩所で一休み。蟻塚があちこちに見られました。

オチワロンゴに到着すると、まずはクロコダイル・ファームにて遅めのランチ。これはワニ肉バーガーです。柔らかくてクセのない味でした。

その後ワニ園を見学。大きなワニから赤ちゃんワニまで色々いました。

翌日からフラットダートが始まります。まずは化石の森を見学。2億8000万年前の木の化石が目の前に。

近くには、和名「奇想天外」と呼ばれるウェルウィッチアも生えていました。

その後もフラットダートを走り、世界遺産のトゥウェイフルフォンテーンに向かいます。

トゥウェイフルフォンテーンでは徒歩で約1時間ほどかけて岩絵の見学をします。有名なライオンに変身するシャーマンを描いたとされる、ライオンマンの岩絵もありました。

この日は、体力をかなり使ったので夕食も美味しかったです。

翌日もフラットダート走行でしたが、お客様の一人が砂にハンドルを取られ転倒し、鎖骨骨折。幸いにも命には別条は無かったです。
事故対応の為、スワコプムントから出発した後の写真に飛びます。
昨日、ケープクロスに行けなかったので、ガイドさんの取り計らいで予定にはない巨大な花崗岩の岩山を見学。

その後、太古の地層がむき出しになっているクイセブ峠へ。

南下して南回帰線を越えます。

今日も長い一日だったので、夕食が美味しい。今日の宿は、野生動物のお肉をメインに提供してくれました。写真はオリックスのパイです。

日が明けて今回のハイライトであるナミブ砂漠観光へ向かいます。バイクでの国立公園入場は禁止となっているため、近くのロッジで観光用車両に乗り換えです。

砂漠だけあって、早朝はとても寒かった。巨大な砂丘群を見ながら有名なデッドフライへ向かいます。

デッドフライ駐車場に到着後、砂丘を20分ほど歩きます。

ようやくデッドフライが見えてきました。枯れ木なのにしっかり木が立っています。

その後、デューン45にて希望者は砂丘を登ります。

今回、ロッジが国立公園から離れていたので、昼食後はバイクでロッジに戻ります。

国立公園近くは舗装路でしたが、やはりフラットダートが始まります。それでも整地されているフラットダートは走りやすいです。

ツーリング最終日は、眺めの良いスプリートフーツ峠で休憩の後、ウイントフックへ戻ります。

舗装路が始まるレホボス手前には、速度100km制限のフラットダートもありました。

無事にウイントフックに戻り、レンタル店にバイクを返却して、夕食は有名なジョーズ・ビアーハウスへ。

ドイツ料理の多いナミビアだけに、ソーセージも巨大で美味しかったです。

ナミビア出発日は、街中でお土産品のお買い物。

エチオピア航空でウイントフックを後にしました。

ご参加いただいたお客様、ツアー中はいろいろとご協力いただきありがとうございます。2025年のツアーは若干ルートを変えており、よりオフロード区間を増やしておりますので、ダート好きな皆様のご参加お待ちしております。

チベット 聖山カイラス巡礼 ヒマラヤ 横断オンロード 13日間 添乗報告

2024年9月に実施したチベットツーリングの添乗報告です。
弊社ツアーとしては7年ぶりの実施です。個人的にチベットに行ったのは2004年なので20年ぶりのチベットでした。当時は軽い高山病で頭痛に悩まされましたが、今回はお客様も含め、高山病になった方はおりませんでした。
成都から四川航空でチベットのラサへ向かいます。

成都は天気が悪かったですが、ラサでは晴れ間も見え、これからが期待できます。

まずはラサ郊外の開発地区でランチです。

ヤクの焼肉は美味でした。その後、免許センターに行くも、システムダウンの為、半日待てども臨時免許の発行ならず、ホテルにチェックイン。
翌日、再度免許センターにて臨時免許の取得へ。年齢問題などもあったが、何とか無事に全員免許取得!

晴れてラサ市内観光へ。ジョカンなどの見学。観光客の多さに驚く。

その後、レンタル店に行き手続き。今回のメインのバイクは宗申200㏄。キャブ車だが5,000mを越える峠でも難なく登っていくタフなバイク。

昨日、式典などで行けなかったポタラ宮に行き、記念撮影。その後ホテルに戻り、ラサを出発。

郊外に出ると、車の数も減り気持ちの良い道が始まる。

途中の食堂でチベット麺をいただく。見た目は蕎麦のような感じだが、ラーメンのような味付けでした。

その後、ローカル道を走り、チベット第2の都市シガツェへ。

翌日、シガツェを後にして、聖山カイラスを目指し、西に向かいます。徐々に山が迫ってきます。

初めての峠看板、アン・ラを通過。このエリアの言葉で「ラ」は峠の意味。日本語にするとアン峠となるのだろうか…?

この日は峠を越えて桑桑の町に宿泊。羊が町の中心を闊歩するのどかな町でした。

夕食もシンプルでしたが美味しかったです。

翌日、更に西へ向かうと、峠に遊牧民のテントを発見。中を見させてもらうと簡素な感じでしたが、ストーブが中央にあり結構暖かかったです。

標高も徐々に上がり、5,000mの峠も越えていきます。

空の青さを感じながらさらに西へ。

ようやく今回の最高地点の峠、海抜5,211mのマユム・ラに到着。

峠を下りた所にある湖が見える展望台では、遠くにカイラス山が見えています。

進めば進むほど、カイラス山が近づいてきます。

タルチェン滞在日には、カイラス山への巡礼路の入口まで散策。

午後は時間があったので、聖地マナサロワール湖までツーリング。帰りには雲が出てカイラス山も見えなくなってしまいました。

タルチェンを後に来た道を戻ります。もうカイラス山は雲に隠れて見えなくなり、ちょうど我々の滞在日だけ晴れた感じでした。

再び、マユム・ラを越えます。

標高も徐々に下がってきます。山の景色も見納めです。

復路のシガツェではお客様の希望もあり、ゲルク派4大僧院の一つタシルンポ寺を見学。

ちょうど僧侶の試験が行われていました。

最終日のシガツェからラサ郊外までは雨となりましたが、皆さん無事に到着しました。

ご参加の皆様ありがとうございました。2025年もこのツアーは設定しますが、往路と復路は異なり、天気が良ければ、エベレストを望めるかもしれないルートとなりますので、皆様のご参加お待ちしております。

https://www.biketour.jp/tour/00150-tibet_kailash/

カザフスタン・キルギス 天山山脈オン&オフ アドベンチャーツーリング 9日間 添乗報告

遅くなりましたが、今年の夏に実施したカザフスタン・キルギス 天山山脈オン&オフ アドベンチャーツーリングの添乗レポートです。2004年頃は毎年のように行っていた中央アジアですが、約12年ぶりに訪れた中央アジアは、町並みは近代的になっているところもありましたが、優しさは昔のままでした。

到着翌日はバイクをチェックした後、ゆっくりとアルマトイ観光からスタート。

市内を一望できるコクトべから見学

ランチはボリュームたっぷりのベシバルマック。

馬肉のベシバルマック

その後、スケートリンクとしては世界一高い場所にあるメデウへ。

市内へ戻りパンフィロフ公園や中央市場を見学。

ウェルカムディナーは中央アジア料理専門店へ。

様々な料理が食卓に並ぶ

翌朝、ツーリングスタート。

ホテル前で出発前の記念撮影

天山山脈を右手に見ながら東へ向かいます。

最初の観光地チャリンキャニオン到着。渓谷に近づくとグランドキャニオンを彷彿とさせる風景が広がる。


この日は全区間オンロードのはずでしたが、お客様の希望もありオプションでオフロードも少し走りました。

翌日はコルサイ湖の見学から。エメラルドグリーンに輝く湖水がきれいでした。

その後、キルギスの国境へ向かいます。

途中の町でチェコから来ているライダー達がいました。

ランチは初めて食べる焼きラグマン。とっても美味しかった。

国境を越えてキルギス入国。途中の草原で休憩。

その後、キルギス第4の都市カラコルで古い木造建築の三位一体教会を見学後、中央アジアの真珠といわれるイシククル湖へ。

湖畔で休憩の後、絶景が広がるバルスコーン渓谷に入ります。

徐々に標高を上げ、峠をいくつも登っていきます。



九十九折れの峠道は注意が必要です。

ようやくハイライトの標高4,020mのスエク峠に到着。

遠くの雪山は中国側の天山山脈。山の景色を堪能し、来た道を戻ります。


途中、ロシアの宇宙飛行士ガガーリンの石碑も見られる。

シルクロードの雰囲気ある道を走り

今日の宿、イシククル湖畔のユルトに到着。ユルトとはモンゴルのゲルと同様のものです。

翌日もオフロードを走り、

キルギスの鷹匠の家を訪問したり、

夕方には民族音楽を聴いたりと文化にも触れました。

ツーリング最終日は、舗装路で首都ビシュケクを目指します。

途中、シルクロード時代のブラナの塔や三蔵法師も訪れたアクベシム遺跡にも立ち寄りました。


最後はビシュケクの渋滞を潜り抜け、無事にホテルに到着。


最後の打ち上げも中央アジア料理を堪能。

ビシュケクのマナス像を見学して、帰路の途につきました。

今回も大きなケガもなく、無事に終了となりました。
このコースはキルギスの自然や文化に触れる充実したツアーですので、今年参加できなかった方、来年も設定しておりますので、皆様のご参加お待ちしております。
https://www.biketour.jp/tour/00139-kazakhstan-kyrgyzstan/

イギリス 2024 マン島TTレース観戦ツアー 9日間 添乗レポート

6月にマン島TTレース観戦ツアーに行ってきました。
今年は天候がすぐれず順延が続きましたが、何とか最終レースまで観戦することができました。それでは初日からレポートします。

マンチェスターからプロペラ機でマン島に到着。到着日は、まだ明るいけど夕方なのでホームステイ先でゆっくりと。翌日、まずはグランドスタンドへ。

名物の手書きのスコアボードは、電光掲示に変わっていました。

レース開始を待っていると、ラジオで順延のアナウンスが。マーシャル事務所の前には、雨天の為スケジュール発表は12時になると...。

仕方がないので、お店やチームブースなどを見学。


Tシャツショップやお茶などをしてグランドスタンドに戻ると更に18時以降になるとの看板が。

この時間を利用してコース一周することにしました。

バンガローには、ジョーイ・ダンロップの銅像があり、その後ろには喫茶店もできていました。

ようやく夕方からのレース開始か?


と思いきや、ウォームアップ後、雨となりレースは翌日となりました。翌日は、クレグナバーに移動して観戦です。

日本人の山中選手も参戦していました。


結局、この日はスーパーツインレースが行われた後、雨が降り他レースは翌日へとなりました。また時間が空いたので、キャッスルタウンに行きお城見学。

ツアー5日目、本来ならレース日ではなかったが、まだ予定の3レースが行われていないので、レース日ではない日もレースとなった。今日は、港町ラムジーに近いグースネックにて観戦。

サイドカーレースが始まったが、1ラップの途中でレッドフラッグが降られ中断。その後、次のスーパーストックが始まる。


グースネックの観戦場所は意外と広いので、少しずつ観戦ポイントを変えて見学が可能。再び、先程中断となったサイドカーレースが再開。


その後、ラムジーへ移動して観戦場所を確保するも、再び雨で中止となる。本当に今年は雨が多かった。更に翌日、ジャンプスポットのバラフブリッジをコース内側から見学しようと早目に行って陣取ったが、

雨となり、お客さんの希望もあったので、マン島の南西端にあるサウンドと言う場所を訪問。イギリス本土のランズエンドやコッツウォルズに似た風景を眺める。


ダグラスに戻ると雨も上がり、イギリス空軍レッドアローズの展示飛行がスケジュール通り行われた。


レース最終日となり、本当にすべてのレースが行われるのか、それとも明日の出発日に延期してしまうのか、ドキドキしながら、バラフブリッジのコース外側を陣取る。

まずはスーパースポーツレースが始まる。


ライダーによりジャンプの着地が全く違う。

その後、カークマイケルへ移動。


そしてラムジーのパーラメントスクエアからも観戦。

微動だにしないカモメが印象的だった。

最後に最高速がでるサルビーストレートへ。


今年は雨のための順延が多かったが、全てのレースを見学出来て良かった。翌日は早朝出発で帰国の途につきました。


また来年も設定しておりますので、今年参加できなかった方は、是非この迫力満点のレースを味わってみてください。

https://www.biketour.jp/tour/00152-isle-of-man-tt-race/

スペイン・ポルトガル 目指せ!ユーラシア大陸最西端とアンダルシア周遊 10日間 添乗レポート

遅くなりましたが、ゴールデンウィークに実施しましたスペイン・ポルトガルツアーの報告です。今回はレンタル店が2か所に分かれたため、到着日に市内にてレンタル手続きです。

翌日はいつものお店で手続後、出発しました。4月末なのでまだ肌寒い中、マドリッド郊外の峠でランチ休憩です。

その後、ローマ時代の水道橋の残るセゴビアを見学。

初日は大学の町サラマンカに宿泊。美しいマヨール広場を訪れながらおいしい夕食を堪能。

翌日はポルトガルに入り、最もポルトガルらしい村モンサントを訪問。

夕食はカステロ・ブランコのワインバーで美味しい生ハムを堪能。

本日は旅のハイライトの一つでもあるロカ岬を目指しますが朝から雨です。虹も出て来ました。

ようやくロカ岬へ到着。帰りに発見のモニュメントにも立ち寄りホテルへ。

今日の夕食は、ポルトガルならではのシーフード三昧です。

リスボンで折り返し、スペインを目指します。

セビリアでは大聖堂を外から見学して夕食はパエリアです。

夜のセビリアもきれいでした。

旅も後半、コルドバで市内散策をしてシウダーレアルへ。

最終日は風車の立ち並ぶコンスエグラ、トレドを経由してマドリードへ戻ります。

無事全員完走した打ち上げは、やはりパエリアです。

ツアーは事故も無く、無事に終了となりました。今回もスペイン・ポルトガルの人々のやさしさに触れるツアーでした。特に食事が美味しくお勧めなツアーの一つです。次回は10月の設定ですので、皆様のご参加お待ちしております。